「ショーン・ペンとデミ・ムーアの当時と今」俺たちは天使じゃない(1989) talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
ショーン・ペンとデミ・ムーアの当時と今
ゴッドファーザーⅡの雰囲気をまだ彷彿とさせるデニーロと、金髪で若くて可愛くていい奴のショーン・ペンの組み合わせは、夢のように素晴らしかった。そしてデミ・ムーア!この時から「サブスタンス」の根性を持っていた俳優だとわかる。それにしてもハリウッドの女優の立ち位置は悲しくなるほど辛い。
この映画のかわいらしいショーン・ペンはブラピとおんなじ位といってもおかしくないほどキラキラしてる。それから30年以上たっても、かなり可笑しな変な方向であってもショーン・ペンはいい役を得ている。もちろん演技が上手いからでもある。ムーアの「サブスタンス」はものすごい新しい映画で、これでもか!と女性監督が叩きつけている。そこによっしゃ!と身を投げたデミ・ムーアの覚悟と強さと怒りに、若くて美しい彼女を見てやっと気がつくとは・・・。男性の方がずっと生きやすく、長く残る可能性もずっとずっと高い世界なんだな、ハリウッドは。少なくとも、ヨーロッパの映画の世界はハリウッドとはまだ異なる部分があることに安堵する。
おまけ
マリア像の体を張った救出に素直に感動しました。
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♪エルトン シンさんのコメント
2025年10月20日
talismanさん、早々に観ていただいたんですね 喜んでいただいて素直にうれしいです。 映画Comに感謝かも。
レビューもとても参考になりました。ありがとうございました。