オレゴン魂のレビュー・感想・評価
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水戸黄門のような安心感
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1975年公開の西部劇「オレゴン魂」を見ました。原題の「Rooster Cogburn」で分かるように1969年の「勇気ある追跡」の続編です。
ホーク(リチャード・ジョーダン)一味が、ニトログリセリンを運搬していた騎兵隊を襲撃して荷馬車を奪うという事件が発生した。
パーカー判事は、やり口が荒っぽいと知りながら保安官のルースター・コグバーン(ジョン・ウェイン)に賞金2000ドルで一味を捕まえる命令を下す。
早速後を追ったコグバーンは、ホークたちが先住民の部落にある教会に立ち寄り牧師や住民を殺害したことを知る。
行きがかり上、牧師の娘ユーラ(キャサリン・ヘップバーン)とインディアンの少年ウルフを連れて行くことになるが、育ちが全く違うコグバーンとユーラはことごく意見が喰い違い対立しながらも、意外なユーラの射撃や乗馬の腕前もあって荷馬車の奪取に成功する。そして少しずつ二人はお互いを理解していくことになる。
少し作りすぎて段取りのようになってしまったストーリーや主役二人のキャラクターなど、鼻につく部分もあります。
しかし、それを補って余りあるのが、オレゴン素晴らしい風景です。
数ある西部劇の中でも、景色の見事さでは屈指の作品だと思います。
その風景の中を、ジョン・ウェインとキャサリン・ヘップバーンが馬に跨がって旅するだけで見ていて水戸黄門のような安心感があります。
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