「朝鮮戦線異状あり」鬼軍曹ザック sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
朝鮮戦線異状あり
朝鮮戦争を舞台にしたサミュエル・フラー監督の初期作品。孤立したザック軍曹が韓国人戦争孤児や黒人衛生兵らに助けられ、寺院での籠城戦を展開する。
低予算を巧みな構成と効果的なアップショットでカバーし、飽きさせない展開になっている。
大仏、ウォーターメロン、戦場のオルガン、韓国語の蛍の光、墨で書いた認識票と小技も効いている。
ザックを演じたジーン・エヴァンスが粗野ながらも人間味があり実戦能力に長けた軍曹を好演。その彼が憤怒にかられ、やらかしてしまうシーンは衝撃的であると同時に熱いものを感じた。
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