大いなる男たちのレビュー・感想・評価
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熱い男たちの友情物語
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総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 75
音楽: 65
ジョン・ウェイン演じる元北軍のヘンリー・トーマスとロック・ハドソン演じる元南軍のラングドン大佐。元は敵同士とはいえ、自分の義を通して生きてきた二人にはたがいに通じるものがあった。荒々しいこの時代ならではの彼らの交流だが、生命や部下や家族を背負っている者ならではの価値観と生き様を見せてくれる。大量の馬を連れて砂漠を行進するのは壮大な映像になった。
ただで元敵軍のために命懸けの苦労を無駄にするのは大きな決断だと思うので、もう少し部下たちとの関係や、最後に馬を届けて金が貰えなくなる部下への配慮なんかも描いて欲しかった。馬を脅し取る革命軍は万歳だろうが、馬を買う契約をしていたのに突然に敵軍に馬を無料でやると言われた皇帝側の買い付け担当は悲惨。敵に馬を献上した形になっては帰っても罰が待っているだろうし、その後の彼らのみすぼらしい末路が案じられる。このまま友情も皇帝への忠誠も見せることなくただのやられ役にするには可哀想。
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