追いつめられて(1987)のレビュー・感想・評価
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ゲイの描き方は、今ではアウトですね。
海軍将校が、国防長官の犯罪に巻き込まれ窮地に陥る様子を描く物語。 ケヴィン・コスナー主演のサスペンスです。 古さを感じさせる映画ですが、設定もストーリーもしっかりとしていて、楽しめる作品だと思います。 サスペンスとしては深くはありませんが、真綿で締められるように追いつめられる主人公の焦燥が良く描かれていて、高評価です。 ケヴィン・コスナーは勿論、長官役ジーン・ハックマンの魅力もしっかりとしていて、映画の評価を高めているように感じます。 ただラストの展開は少し頑張り過ぎです。「鑑賞者を驚かせる」ことが目的化してしまっているようで、個人的には大嫌いなものです。 当然、映画自体の評価も下げさせて頂きました。
追いつめられました。
前半、しばらくはどのように展開するか全く想像がつかなかった。 なんとなくサスペンスの雰囲気は漂っているのだが、面白いのかかなり心配だった。 しかし、40分経過し事件が起こった後は、怒涛のように話が動き始める。 追いつめられ方は、かなり新鮮だった。 さまざまな状況が巧妙に絡み合い、無実である主人公ですらどうするべきか分からなくなっていく。 さらに、前半の複線なども加わり、「がんばれ、ケビン!」と応援してたくなる。 古臭さは感じるが、ストーリー・展開・演技・テンポ、すべてが最高で素晴らしい作品。
あっ!、と驚くラストまで息もつかせぬサスペンス
仲間を救ったヒーローである兵士が、国防長官の愛人と一夜を過ごす。ところが、その愛人が長官に殺されたことから、最後に逢った証拠がある兵士が、自分が犯人にしたてあげられないために奔走。一方、長官の部下は、長官を犯人にならないよう模索...、そして驚愕のラスト!。 こういう内容の作品は、ラストがわかるともう一度見たいとは思わないものだけど、この「追いつめられて」は、何度も見たくなるサスペンスだ。 どこが面白いかと言うと、映画のほとんどがペンタゴン(アメリカ国防総省)の中、という警察が自由に捜査できない、閉塞された中での出来事、ということ。さらに、真犯人の長官を守ろうとする者と犯人にさせられてしまうかもしれない兵士とが、ほぼ同時進行で事件の証拠をもみ消そうとしたり、事件の行方を別に向けようと工作する演出が、よりサスペンス性を濃くしているところ。サスペンスの真髄をついた、なかなかの好編なのだ。 そして、私は声をあげてしまった、驚きのラスト。この作品を見た人のどれだけが、このラストを想像したのか。だって、主演はケビン・コスナーだよ!
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