「あっ!、と驚くラストまで息もつかせぬサスペンス」追いつめられて(1987) こもねこさんの映画レビュー(感想・評価)
あっ!、と驚くラストまで息もつかせぬサスペンス
仲間を救ったヒーローである兵士が、国防長官の愛人と一夜を過ごす。ところが、その愛人が長官に殺されたことから、最後に逢った証拠がある兵士が、自分が犯人にしたてあげられないために奔走。一方、長官の部下は、長官を犯人にならないよう模索...、そして驚愕のラスト!。
こういう内容の作品は、ラストがわかるともう一度見たいとは思わないものだけど、この「追いつめられて」は、何度も見たくなるサスペンスだ。
どこが面白いかと言うと、映画のほとんどがペンタゴン(アメリカ国防総省)の中、という警察が自由に捜査できない、閉塞された中での出来事、ということ。さらに、真犯人の長官を守ろうとする者と犯人にさせられてしまうかもしれない兵士とが、ほぼ同時進行で事件の証拠をもみ消そうとしたり、事件の行方を別に向けようと工作する演出が、よりサスペンス性を濃くしているところ。サスペンスの真髄をついた、なかなかの好編なのだ。
そして、私は声をあげてしまった、驚きのラスト。この作品を見た人のどれだけが、このラストを想像したのか。だって、主演はケビン・コスナーだよ!
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