「白昼夢を体験したことを初めて認識した」エレメント・オブ・クライム ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
白昼夢を体験したことを初めて認識した
映像の色味や音楽は幻想的だが美しいと言い切るにはあまりにも廃れた街、家、人々。
玩具の車が走り出し、ぶつかるとともに画面を横切る人の乗った車。
新聞を叩く音が鳥の羽ばたく音に重なる。
無数の空き瓶が敷き詰められた倉庫の中にある、小屋。
主人公フィッシャーの頭痛は動くドアノブと少女の悲鳴が聞こえた、が。眼は開いているはずなのに頭は何も考えておらず、テレビ画面以外には何も見えていない。
主人公は犯罪者の心理に迫り過ぎた?よく分からないが、少しだけわかる気もするストーリーは絶妙なのかもしれない。多分解った風に私の頭が解釈しているだけだとは思うが、いつか再度見直して、答えの無い答え合わせはしなければならないと思う。
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