「影響悪」エレメント・オブ・クライム 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
影響悪
セピア色の映像から実験的で混沌とした近未来的な雰囲気と世界観に斬新なものを感じながら、攻めマクったラース・フォン・トリアーのブレない姿勢は監督デビュー作である本作から健在であるようデ。
一瞬、アラン・パーカーの『エンゼル・ハート』みたいな方向性かと思いきや、キムが襲われる場面と少女のがリンクしているようで同じ構図に思えるのが印象的にも、ワイパー掴んでワーゲンとS●Xの描写がギャグのようで笑えてしまう!?
混乱してしまう複雑な展開から素直に観ていれば難しくもないようで、幻想的な映像で誤魔化しながら捻くれた演出で本作を知的に装ってしまった感じもする。
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