エルム街の悪夢3 惨劇の館のレビュー・感想・評価
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夢の中の殺人者③立ち向かえ、ドリーム・ウォリアーズ!
ヘザー・ランゲンカンプの再登場!感激です。
そして、夢の中ってこともあって、現実には有りそうにない殺害方法の数々。製作費が上がってることもあって、手の込んだシーンが楽しめます。
実質的に、こちらが続編だと言う人も多いんじゃないでしょうか。(2作目は無かった扱い)
でも、「惨劇の館」って邦題はどうでしょう?ちょっと違うような・・・原題の「ドリーム・ウォリアーズ」のままで、良かったのに。
悪夢に悩む若者達が集められた施設。まぁ、若年層の精神病院と言った感じでしょうか。
閉鎖された施設の中で、一人、また一人と毒牙にかかっていく。
夢は、個人的なものであって、逃げられない状況で、孤独な戦いを課せられていた。
本作では、夢の中に引き込む能力を持つ者の登場によって、大勢でフレディに立ち向かうことが出来るようになり、新たな展開を魅せてくれます。
いや~、面白かった!
【ネタバレ】
この作品では、フレディの出生に関わる話も登場します。
フレディも成仏させてあげないとって感じで最後は終わります。
フレディ・クルーガー三度目の登場。ヘビだテレビだガイコツだ!
ご存知フレディ・クルーガーが大活躍する『エルム街の悪夢』シリーズの第3弾。
フレディの悪夢に苦しむ子供達が入院する精神病院を舞台に、その精神病院に研究生として配属された第1作の主人公ナンシーと子供達が、殺人鬼フレディ・クルーガーに戦いを挑む。
脚本には、当時は駆け出しの脚本家だった若き日のフランク・ダラボンが参加している。
病院の医師マックス役に『地獄の黙示録』『カラーパープル』のローレンス・フィッシュバーン。
シリーズの生みの親であるウェス・クレイヴンが脚本/製作総指揮として復帰。
舞台は1作目から6年後。
フレディの悪夢により精神病院に入院させられてしまった子供達。
彼らと共にフレディと戦うのは、1作目の主人公であり、研究生として病院に配属されたナンシー。
過去作の主人公が登場するという展開は熱いです。
精神病院という閉ざされた空間が舞台であり、複数の人物で協力してフレディと立ち向かうという展開なので、過去作の二つとはかなり趣きが違う作品です。
とはいえ、結局はフレディがノリノリで虐殺していくという作品の根幹は一緒なので、マンネリといえばマンネリ。
今回のフレディは蛇?に変身して女の子を丸呑みにしようとしたり、頭にアンテナをつけてテレビから登場したり、巨大化してマリオネットのように少年を操ったりと、過去作に比べても色々と殺害方法を工夫しています。
こうなってくると、鍵爪装備する意味あるん?と言いたくなる。
主人公のクリスティンは自分の夢の中に他人を招くことができるというフレディと対になる能力持ち。ご都合主義的とはいえ、このおかげで子供達&ナンシーvsフレディという新しい構図が展開される。
フレディの遺体を聖なる場所に埋葬すると彼を退治できると知り、奮闘するオッサン達。かなり雑な感じで埋葬するがそれでOKらしい。信仰心はすべてに勝る!
ガイコツフレディが現実世界で暴れていましたが、夢の世界の住人であるフレディというキャラクター的に考えて、あれはOKなのか?
ホラー映画としては全く怖くないですが、キャラクター映画としてはまあまあ楽しめます。
病院の気の良い従業員役でローレンス・フィッシュバーンが出演していますが、めちゃくちゃ若くて彼だと気づかなかった。『1』のジョニー・デップといい、今ではメジャーな俳優が脇役として参加している姿を見ることが出来るのも『エルム街の悪夢』という作品の魅力かもしれませんね。
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