劇場公開日 1994年2月24日

「【”メキシコの街に現れた、黒い服とギターケースを持った二人の男。”マリアッチのギターの音色も印象的なメキシコギャングを描いた、ロバート・ロドリゲスの名を挙げた作品。】」エル・マリアッチ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”メキシコの街に現れた、黒い服とギターケースを持った二人の男。”マリアッチのギターの音色も印象的なメキシコギャングを描いた、ロバート・ロドリゲスの名を挙げた作品。】

2021年10月20日
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鑑賞方法:VOD

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ー メキシコギャングの人間の皮を被った非道な姿は、コーマック・マッカーシー著作の”血と暴力の国”を代表とした数作で描かれている。
  映画で言えば、「ノー・カントリー」や、「悪の法則」で、その様は描かれている。ー

◆感想

・”マリアッチ”と言う、メキシコ独自の楽曲を奏でる男と、ギャング集団のドン、モコとその手下と思われる獄中にあったアズールとの“人間違い”が起こした事件を、シンプルに描いている。
 シンプル・イズ・ザ・ベストを地で行く作品である。

・モコの情婦でありながら、マリアッチを匿う、バー経営を任されたドミノの存在が今作に華を持たせている。
その哀しき最期にも・・。

<今作をきっかけに、ロバート・ロドリゲス監督はその名を上げ、続編が作られたようであるが、その理由が良く分かる、シンプル・イズ・ザ・ベストの典型的な作品である。>

NOBU