「最悪音楽賞はこれで決まり!」エクソシスト2 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
最悪音楽賞はこれで決まり!
前作で悪魔に取りつかれた女の子の戦いはまだ終わってなかった!というわけで、二作目の本作でございます。前作は「腐ったロールケーキ」と表現しましたが、これは腐ったフォワグラのような映画でした。
シリーズ化すると壮大にさせるのが宿命なのか、本作は前作の悪魔の起源にまでさかのぼっています。
前作は、女の子に憑依してからお祓いされるまでの物語だけに限定して、下手に解説くわえず、ある種の密室劇のような仕立てにしたから成功したのだと思います。宇宙人の存在を信じなくても、目の前に宇宙人のような生物が現れ、それと数時間一緒にいると、そういう可能性もありかもって思える感覚でしょうか。
本作は、その視点を大きくしてあっちこっちに飛んで、だんだん嘘くさくなってきます。なにをここまでお金かけて作る必要があったのでしょうか?
77年作とあることから、アメリカが病んでいた時代に作られた作品と言えます。なんでもいいから、アメリカ社会の病をお祓いしたいような作品をつくりたかったのでしょうか。
それにしても、この映画の音楽をもっとどうにかしてほしかったです。
コメントする