ウォーターワールドのレビュー・感想・評価
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USJのアトラクション、なるほど
『マッドマックス』と何となく比べてしまう。そうするとなんだかね。スピード感も派手さも劣るかなあ。海洋アドベンチャーの良さを出しきれていない感じ。例えばサメとかイルカとか。デニスホッパーもちょっといかされていない演出だったな。
アトラクションの方が迫力あったか?
お前らに飲ませる海水はねぇっ! 『マッドマックス』×大海原という発想は間違ってないけど…ねぇ?
すべての陸地が海に沈んでしまった未来世界を舞台に、幻の大地「ドライランド」の秘密を握る少女をめぐり、さすらいの一匹狼・マリナーと海賊集団「スモーカーズ」が火花を散らすディストピア・アクション。
主人公であるマリナーを演じるのは『アンタッチャブル』『パーフェクト ワールド』の、レジェンド俳優ケビン・コスナー。なお、コスナーは製作も担当している。
「スモーカーズ」の水上機パイロットを演じるのは、『ネバーエンディング・ストーリー3』のジャック・ブラック。
製作費1億7,500万ドル。
史上最高額(1995年当時)の製作費が投じられたSF超大作である。
…………。
いやこれ、『マッドマックス』やないかーーいっ💦
世界観といい主人公の性格といい、もうそのまんま『マッドマックス2』です。
低予算ならまだしも、超大資本を投じて作るような映画かこれ!?
とはいえ、莫大なお金が掛かっているだけあって、ルックは最高にゴージャス✨
大海原をジェットスキーや水上機がプァーっと疾走しているのを観るだけで、「おぉ、なんか良いもん観たぁ…」という気持ちになってくるから不思議。
巨匠ジェームズ・ニュートン・ハワードの作ったフィルム・スコアも最高っ!!
メインテーマを聞くと冒険の予感にワクワクしてきちゃう♪♫♩
悪役の造形も良い👍
「スモーカーズ」のリーダー、ディーコンは映画史に残る名悪役🏴☠️
一見暴君に見えるけど、割とちゃんと市民を統治している。組織のトップでありながら、徹底した現場主義者。
お茶目な面も持ち合わせた、非常にチャーミングなオッさんである。…
まぁこのオッさんが狂言回し的なキャラクターである為、映画全体のシリアス度がガクッと下がってしまっているのもまた事実なのですが…。それを良しとするか悪しとするのかは、観た人の好みで分かれるかも。
どう考えても「スモーカーズ」に所属した方が、小さい集落でコソコソ暮らすより楽しそう。
何故世紀末のザコたちは、みんなヒャーハーしてしまうのだろうか…。
ルックも音楽も素晴らしく、そこそこ楽しい映画ではあるが、やはり物語がチンタラしすぎ🌀
前半30分くらい、スモーカーズの襲来まではスピーディーかつエキサイティングな展開で、「この映画超面白いじゃん!!」と思ったものなのだが…😅
スモーカーズから逃げ切った後は、マックス以上に人格が破綻している魚人のオッサンと、やることなすこと裏目に出る女っ気要員のためだけにいるヒロインと、口が減らない小憎らしいガキンチョとの珍道中を観させられることになる。
この3人の食い合わせが悪く、全然物語がドライブしていかないのです。
『マッドマックス2』のジャイロ・キャプテンのような剽軽者か、『怒りのデス・ロード』のフュリオサのような勇猛な女戦士がいればまだバランスが取れたのかも知れないが…。
もしくはヒロイン枠を廃止して、マリナーとガキンチョの2人旅にするとかね。
とにかく、このメイン3人の冒険が全然楽しそうじゃないのが本作のネックである。
も一つ言わせてもらうなら、ロールプレイングゲームのような非常に魅力的な世界観であるにも拘らず、それを活かしきれておらずとにかく勿体無い。
例えば大海原に棲息するモンスター鮫。この鮫の登場には心が躍ったのだが、画面に映るのはほんの数秒だけ。すぐにマリナーたちのご飯になってしまった…。
せっかくディーコンが『ピーター・パン』のフック船長的なキャラなんだから、モンスター鮫をチクタクワニのようなポジションに据えて物語を展開すりゃ良かったのに。
そうすれば、モンスター・パニック要素も加わってもっと楽しい映画になったと思う。
特にクライマックスのバトルはもうちょいなんとかならんかったんかい…😭
序盤のウォーター・ショー的なド派手な戦いに比べ、終盤のバトルは明らかに工夫が足りていない。
爆発が多いので一見派手ではあるが、こっちは『ダイ・ハード』が観たいわけではないからねぇ…。
今ラブ・シーン必要か!?とか、マリナーとガキはいつの間にそんなに仲良くなったの?とか、タンカー爆破したけど、あの中には一般市民居なかったのかな…?とか、細かいところも色々気になる。
『マッドマックス2』×大海原というコンセプト自体はかなり面白くなりそうだったし、実際序盤はかなり面白かったのだが…。
うーん、色々と勿体無い作品だった。
これならUSJのアトラクションの方が面白いわね🌊
※やたらとトマトとかライム?とか、酸っぱいものを食べているマリナー。
これってビタミンCが足りなくなると「壊血病」っていう病気になるからなんすよね。大航海時代には大勢の船乗りがこの病に苦しんだんだとか…。
この知識、『ONE PIECE』読んで知ったんだよねー。ヨサクとジョニー再登場しないかな…。
美術がかっこいい 少しスチームパンクっぽさもある マリナーの乗って...
美術がかっこいい
少しスチームパンクっぽさもある
マリナーの乗ってる舟もおもしろい
ストーリーも敵を倒すまでがハラハラする展開で王道な冒険劇
でも終わりがあっさりドライランド見つけて、それぞれ別れて生きていくって、さらっと終わりすぎて違和感
Nothing free in Water World. 意外と面白い世紀の大失敗作。
大金かけた割りにヒットしなかった映画として名高い「ウォーター・ワールド」。全米だけでは制作費回収できていなかったり、ラジー賞総ナメしてたり・・・でも実際観てみると意外と面白かったです。一言で言えば海洋版マッドマックス。でも本当にお金かかってそうでした。CGも余りない時代に良くこれだけ作ったなぁ。今じゃ作れないだろうな。
そりゃ、もちろんツッコミ所は満載です。エラ呼吸と肺呼吸が同時にできる体ってどんな構造やねんって所からして。エラ呼吸してる割りには水に潜った時にはちゃんと鼻つまんで耳抜きしてますし。でもこういう映画を楽しむ秘訣っていかにツッコミ所を許せるかどうかではないでしょうか?
金かけてるだけあって海の上の住み処とか一見の価値ありますよ。色々とアイディア練ってるなっと思います。デニス・ホッパーの無駄遣いっぷりとかも合わせて、万人向けでなくても単純に楽しめる人には楽しめる作品です。ツッコミ所も合わせて個人的には大いに楽しめたので満足でした。
最高に面白いアクション映画です。 温暖化で陸のない世界という設定も...
最高に面白いアクション映画です。 温暖化で陸のない世界という設定も素晴らしいですし、 陸がない以上、 登場する全部の乗り物や居住場所は錆びまくっています。 それが最高に美しいです。 正反対の汚い映像の代表作といえば、 スターウォーズでしょう。 非現実的な光り輝く金属だけが登場して、 [CG で作りました感] を全面に押し出しています。 見るに耐えません。 それに引き換え、 この映画のあらゆる素材は、 生活感にあふれ、 ちみつで、 みた人をとりこにします。
また、 この世界の中で生きる人達の苦労も見事に描写しています。 アクションだけにとどまらず、 ストーリーも面白く、 愛と正義の物語を美しい世界観で作り上げています。 てきのボスを含め、 登場人物が個性的なことも良かったです。
ただし、 矛盾も有りました。 缶詰が有りますが、 缶詰工場などは当然ありません。 全部 賞味期限切れのはずです。 石油は あるものの、 原油を精製する設備がありません。 このような不自然な点も有りました。 そのあたりを [フィクションだから] と割り切れるなら、 充分に楽しめます。
楽しかった
いい評判をあまり聞かない映画だったのでずっと見なかったのだが、USJのアトラクションもあり、なんとなく存在感だけはあって気になっていた。午後のロードショーで見たら、けっこう見せ場たっぷりで楽しい映画だった。大人がSF超大作として楽しみに見に行ったら、がっかりする感じではあった。
主人公は名前のない半魚人で、髪も薄く、確かに人気が出ないのもうなずけた。彼の船の、帆の上げ下げが位置エネルギーによる自動化で見ていて楽しかった。
ヒロインが謝っていても偉そうで感じが悪いタイプでイライラした。
物不足の時代なのに、ジェットスキーでは景気よくガソリンを使っていて大丈夫かなと思った。
子供の背中の刺青を巡って、子供を誘拐し合う物語の軸がつまらなかった。刺青を書き写すとかすればいいのにとしか思えない。もうちょっと上手に物語を構成して欲しい。
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