「よく出来た娯楽サスペンスだ。」依頼人(1994) 岡崎仁さんの映画レビュー(感想・評価)
よく出来た娯楽サスペンスだ。
11歳の少年マークは、マフィアの弁護士から、マフィアが上院議員を殺害し、死体を隠していることを知らされる。
その弁護士は拳銃自殺。ともにいた弟は、精神的なショックで入院。マフィアとFBIに追われる身となったマークは、女性弁護士レジーと出会う、、、。
本作の一番の見所は、ブラッド・レンフロの熱演に加え、スーザン・サランドンとトミー・リー・ジョーンズの丁々発止のやりとり。これでもか、これでもかと、サービス過剰なほどのせめぎあいが見られる。
とてもよく出来た話だし、ジョエル・シュマッカー監督らしい、最後まで見れる娯楽サスペンスだと思う。日本ではほとんど馴染みが無い司法制度の裏側を、興味深く見せてくれたサスペンス・ドラマだ。
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