劇場公開日 1993年10月23日

「【二人で12年間暮らして来た兄妹の前に現れた、”第2のバスターキートン”のような不思議な男が齎した幸せをコミカルに描いた作品。】」妹の恋人 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【二人で12年間暮らして来た兄妹の前に現れた、”第2のバスターキートン”のような不思議な男が齎した幸せをコミカルに描いた作品。】

2021年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 両親が事故で死んでしまった事で、ベニー(エイダン・クイン)と、妹のジューン(メアリー・スチュアート・マスターソン)は12年間、二人で暮らす日々。ベニーは、自動車整備工として日々働きながらも、両親を亡くした事で、神経を病んだ妹を施設に入れるかどうかで悩んでいる。
 街の食堂で働く元女優のルーシー(ジュリアン・ムーア)に惹かれるも、一歩が踏み出せない。
 そんな彼らの元に、一風変わった”第2のバスターキートン”のようなパントマイム芸の上手い不思議な男サム(ジョニー・デップ)が現れて・・。-

・ジューンと、サムが徐々にお互いに惹かれていく姿が、素敵である。
最初はキスの仕方も分からない二人。
ベニーは、上手く言葉が話せず、字も上手く書けないサムが大切な妹と恋仲にある事を知って、激怒するが・・。

<若き、ジョニー・デップの、殆ど台詞なき演技が素晴しい。
 そして、共依存にあったベニーとジューンがお互いに恋人を得て、新たな生活を始める姿も、清々しい作品。
 アイロンを使って作るホットサンドかあ・・。>

NOBU