劇場公開日 1997年1月15日

「記憶の描写がもったいない。」アンフォゲタブル よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5記憶の描写がもったいない。

2020年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

他人の記憶を移植する技術を用いて、妻殺しの犯人を捜す主人公の物語。

思いのほか良く出来た映画でした。
妻殺しの汚名を晴らしたい主人公、未知の技術、そして移植された記憶の恐怖。特に、移植された記憶に苦しむ部分をしっかりと映したところは、私としては好印象でした。
サスペンスとしてもしっかりとしていてラストまで緊迫感をもって鑑賞することが出来ました。
難点を言えば、主人公が検視局ってところでしょうか。幾らなんでも、刑事のような立ち居振る舞いには違和感を覚えます。
あと、前述の記憶の描写ですが、映し方が不徹底だったように感じます。その人物の視点に徹底した方が、より緊迫感を感じられたように感じます。
最後に、身も蓋もない意見になりますが、配役について。主人公のレイ・リオッタはサイコが似合う役者の印象があり、この映画の主役を張るには違和感を感じました。
なので、私的評価はやや辛めの標準点をつけさせてもらいました。

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よし