「小学校低学年の時に公民館で見た」アンデルセン物語(1952) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
小学校低学年の時に公民館で見た
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頭の中を空っぽにしなくとも、ストーリーに何一つ矛盾はないし、サブになるストーリーすら一級。
ダンスもカメラを多用してカットでつないだものでなく、1台のカメラで長回し。
さて、この映画は小学校低学年の時に公民館で見たと記憶する。『ワンダフルコペンハーゲン』で想い出した。そして、テレビでも見ているだろうが、カラーを覚えていたので、多分、公民館だと思う。その頃から、併設された図書館へ通い、シャーロック・ホームズやアーサー・ランサムやヒュー・ロフティングと出会うのであるが、『何故か?』このアンデルセンとは、この時は出会うことはなかった。読んではいたが、少女の悲しみなど分かる訳がない。はなたれ小僧のマセ餓鬼だった。この年になって、アンデルセンの奥深さが分かるようになった。時間がかかったが、偉大な作家であることは否めない。
追記 靴屋の弟子のピーターとアンデルセンの関係に友情以上のものを感じた。それがあの『ふられて、くさって50作』との違いかなぁ。ごく自然に彼らの未来を喜べる。そして、ドーロに対しも優しさが感じられる。何よりもアンデルセンのポジティブな態度は心休まる。
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