「アルマーニが主役 ポール・シュレイダー」アメリカン・ジゴロ jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
アルマーニが主役 ポール・シュレイダー
上昇志向の強いジゴロのジュリアン
それが同業者の連中には面白くない
彼等の生き方を否定しているように感じるし
嫉妬もあるし…
ゲイをやめたのも、更に憎まれる一因に
妻を寝取られ エスタブリッシュメントの夫達も面子を潰される
(妻がそれを選択しているのだが)
この2つのグループにとって
彼は〈いけすかない奴〉
この辺りが人間関係の難しいところで、彼等は裏で繋がっていたりする
彼を理解するのは 彼を買う女達…
ここに彼の突破口があった
ミシェル(ハットン)、アン(パラント)の衣装もマニッシュなものも多く、80年代に入り 自分の頭で考える(男の選択も)、自立を試みる、女性達が増え始めたことを示している
(だから刑事も彼にアドバイスを求めたりする)
私は女性なので ハットンの着こなしに注目していましたが、やはりこの映画は
〈 ギア × アルマーニ 〉に尽きました
ジュリアン(ギア)が 楽しげに洋服のスタイリングをしてる処は 羨ましいです
メルセデスベンツの450SLも かっこいい
でも これで時代を到来させた「アルマーニが主役」と、監督は言ってますね
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