「この映画には愛がある」悪魔の赤ちゃん だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画には愛がある
怖さを望んで鑑賞するとがっかりする結果になりますが、化け物のような姿で人々を惨殺していく我が子への悲しき親の苦悩を描いた人間心理ドラマのようでした。
両親は、我が子への愛と無差別に人を殺してしまう悪魔のような赤ちゃんに板挟みになり悩み葛藤をします。我が子を殺すべきなのか?究極とも思える残酷な状況です。何と悲しき運命なんでしょう。
でも、やっぱり我が愛する子です。殺すことなんて出来なかった。どんなに醜い姿でも人様に迷惑かかっても、赤ちゃんの親なんですから…
父親は泣きながら傷ついた赤ちゃんを抱きかかえて、殺そうとする人々から逃げるシーンは、観ていていたたまれなく心が苦しくなる場面でした。
この映画には愛がありました。
コメントする