赤い影のレビュー・感想・評価
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Englishman in Venezia
水の都の華やかさとは無縁の陰鬱なベネチアの描写、すべての登場人物が怪しくみえてくる不気味さ、
「いま誰の視点で語られているのか」を絶妙に分かりにくくした演出もとにかく不安を煽ります。
大仰なラストシーンはイタリアンホラーのような趣で好みでした。
美し水の都、ベネチアのイメージを よくも不吉な、 嫌なイメージにし...
美し水の都、ベネチアのイメージを
よくも不吉な、
嫌なイメージにしてくれたものだ。
この映画だけでベネチアを見ると、
観光に行くのが嫌になるw
赤いレインコートの少女を追って、
最後追いついた時の衝撃、
なんともいえぬ味わい。
映画をジャンル分けする時、
これはオカルトになるのか、
サスペンスになるのかどっちだろう。
ドゥワーフ??
物語序盤から赤を基調とした色が目立ち、レストランのテーブルに崩れ落ちる場面の迫力と印象的な濡れ場、落下ギリギリの危機迫るドナルド・サザーランドはスタント無しか!?
娘の死を引きずりながらも夫婦関係は良好に思える、怪しい老姉妹が関わり突如として起きる殺人事件と妻の失踪、二度目の殺人事件で引き上げられる女性が奥さんかと勘繰ったり、時間軸のブレかと不思議な感覚からの予知能力、娘はエナメル素材の赤色から謎のダッフルコート、最後は血塗れでの赤。
ドナルド・サザーランドはスカコアのVOODOOGLOWSKULLSのボーカルに激似な声、自で歌えそう、しかしニコラス・ローグは多ジャンルに渡り奇妙な映画を作るもんだ。
謎の答えがラストに集約
・娘を水難事故で亡くした父親が自分の葬儀船を目撃したため迷路に迷いこむ
・原題は「Don't Look Now」答えはここにはない
・真っ赤なレインコートの少女、割れるガラス、教会ににじむ赤い血、光る水面、霊的な予言を与える盲目の老姉妹、などのイメージの連続
・映画史上最も暖かな愛に包まれたラブシーンが心に残った
・ベニスの人がいない運河の街並みと鳥の群れ
・ラストの赤いレインコートの老婆に刃物で首を斬られるシーンの衝撃がでかい
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