「夢の中」ジュリエット あるいは夢の鍵 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
夢の中
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彼の罪は店の金を盗んだこと。夢での恋愛劇から目が覚めた途端に簡易裁判所に呼び出される。店の主人ベランジェが不起訴にすると署名したのだ。それもジュリエットが嘆願し店長と結婚すると約束したため。早速、現実のジュリエットに会いにいくが、それは辛い別れを告げにいくことでもあった。
貧富の差。それも単純な構造のヒエラルキー。彼女を養うことなんてできないと罵るも、せっせと告訴取り下げするための署名をする主人。夢の中でしか幸せを得ることができない虚しさを十分伝えてくれた。
ラスト、立ち入り禁止のドアを開けると夢の中の世界が広がる・・・
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