「【一人の”幸せを紡ぐ”ピアノ弾きの男の幸福と失意を繰り返すジェットコースター人生を気品高く描き出した作品。作品の随所で奏でられるピアノ曲がその気品を醸し出している作品でもある。】」愛情物語(1955) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【一人の”幸せを紡ぐ”ピアノ弾きの男の幸福と失意を繰り返すジェットコースター人生を気品高く描き出した作品。作品の随所で奏でられるピアノ曲がその気品を醸し出している作品でもある。】
1.ピアニスト、エディ・デューチン(タイロン・パワー)オーケストラの指揮者ライスマンを訪れる。彼の思い込みでライスマンの楽団に入れると思ったから・・。が、そんなにことは上手く進まないと思ったら・・。
2.エディが失意の中、ショパンのノクターンを弾いていると、その調べに惹かれた令嬢、マージョリイ・オルリックス(キム・ノヴァク)が、ライスマンに掛け合い彼はピアノを演奏する。
3.とともに、エディとマージョリイは恋仲になり、結婚。
―凄いスピードで、物語は急上昇で進む。-
4.が、マージョリイはピーターを生んだ後、息をひきとる。エディは失意の中、愛息子を叔父夫婦にあずけ、妻を忘れようとするように、演奏旅行に出かける。
そして、デューチンは海軍に入るが、演奏を含めた慰問活動は全て断る。だが、終戦時、敗戦国(日本か?)で浮浪児らしき子とピアノを弾き、演奏の楽しさを思い出す。
そして、久しぶりに叔父夫婦に預けたままだった10歳になったピーターと再会するが、二人の態度はぎこちない・・。
ー幼子の時から会っていないのだから、当然である。-
5.ピーターは、父とはぎこちなかったが、英国の美しい娘チキータ(ヴィクトリア・ショウ)になついていた。そして、徐々にエディも彼女に愛情を感じて行く。
ある日、エディはピアノの演奏中左手がしびれ、演奏が出来なくなる。彼は病に侵されていた。彼は、チキータとの結婚を躊躇うが、彼女は承諾する。
そして、エディとピーターとチキータはつかの間の幸せな生活を送る。
しかし、徐々にその時は迫っていて・・。
<ラストのエディとピーターがピアノを2台向かい合わせにした(ピーターのピアノとチキータのピアノ)状態での連弾シーンは印象的である。
二人で弾いている筈のピアノが引きのカットで、手前のエディが映っていないシーン・・。
一人の”幸せを紡ぐ”ピアノを弾く男の、ジェットコースター人生を気品高く描いた作品である。>
NOBUさん、コメントありがとうございます。でも、勘違いしないで!父親は家族サービスで洋画に連れて行ってはくれました。確かに父は洋画好きで普通に詳しかったです。一方で洋画はデートにも使えますよね。父はもてる男だったので結婚後も彼女だか恋人と行ったんじゃないか~です。
NOBUさん、懐かしい、嬉しい~!子どもの頃、洋画好きの父に連れられ家族で見た映画です。今から思えば甘い~、だけれど素敵。父はこういうのも好きでした。父が今、居ないことをとても感じました。