「全て飲み込む大竜巻!」士魂魔道 大竜巻 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
全て飲み込む大竜巻!
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Amazon Prime Video(東宝名画座)で鑑賞。
大坂夏の陣の勝敗が決したことによって戦国時代が終わり、新しい世の中が始まろうとしている転換点で、それぞれ道を違えた武士3人の運命を描いたスペクタクル時代劇。
アクション有りロマンス有りのとてもエンターテインメント性の高い作風で、テンポ良く物語が進んでいきました。
キャストも豪華。メインの3人を九代目松本幸四郎(現・松本白鸚)、夏木陽介、佐藤允が演じ、時代の移り変わりの中で変容していくそれぞれの生き様を体現していました。
星由里子、水野久美、久我美子、草笛光子の美の競演の素晴らしさもさることながら、脇役なのに主役より目立っていた三船敏郎のカッコいい殺陣も堪能出来、大満足!
善悪も愛欲も、全て飲み込んで木っ端微塵にした大竜巻のシーンが圧巻でした。円熟の円谷特撮によるスペクタクルがクライマックスを彩り、不思議な余韻の残るラストシーンでした。
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