キャプテン(1981)のレビュー・感想・評価
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やっぱり最高
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谷口が野球部に入部してからキャプテンになり、地区大会優勝までを描く。
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もう最高やな、ってか映画としての評価ではなく、キャプテンそのものが。
昔見てて、大人になってからもCSで通常アニメ版を見直した。
今回の映画はそれをつなぎ合わせただけで何も新しくなかった。
当時はこんなんで映画として入場料を取ってたのか?
まあそういう批判は置いといて、やっぱりキャプテンは最高。
特にヒドいハショり方をしてたわけでもないし、ちゃんと面白かった。
しかし、TVで通常版見てた時も思ったが、この作者は野球に詳しくないと思う。
だってファウルで粘るって結構技術がいるのに、汚いって扱いされてるし、
打撃の基本のピッチャー返しも危険やから汚いって扱いされてるし(場)
手っ取り早くキャプテン
を味わえる。
コミックを全部読み返したりするのは結構時間がかかるが、本映画は見所を手短にやってくれてるのでお手軽。知ってる前提で、そうそうこれこれと楽しめるが、キャプテン知らない人が楽しめるかどうかは知らない。
やるだけのことはやった
映画「キャプテン劇場版」(出崎統監督)から。
野球大好き少年にとっては、テレビもマンガも野球ばかりだった。
「巨人の星」「ドカベン」「あぶさん」は特に有名だが、
今回の「キャプテン」や「侍ジャイアンツ」「野球狂の詩」
「ガッツ・ジュン(実写)」等、挙げたらきりがない。
(「タッチ」が野球マンガかどうかは、個人的には疑問が残るけど・・)
今回の「キャプテン」は他の野球マンガに比べて地味であるが、
なぜか、谷口・丸井・五十嵐などの選手名から、
ライバルの名門中学「青葉」の名も覚えていた自分が不思議だった。
「努力」の言葉そのものである、谷口キャプテンは、
他人の知らないところで、必死に努力を積み重ね、その満足感が
「やるだけのことはやった」というフレーズを生み出している。
だから結果は、勝とうが負けようが、関係ないという気持ち。
若い頃、結果より過程が大事と思ったが、
社会人になって、過程より結果が大切と思うようになった。
しかし、また年を重ねたためか「過程」を重要視している私。
「やるだけのことはやった」
なんだかわからないけれど、妙に心に響いたフレーズである。
P.S.
青葉野球部監督・森山周一郎さん、谷口の父・ハナ肇さん
そして、谷口の母・麻生美代子さん(「サザエさん」のフネ役)
30年以上前のアニメに豪華な声優だなぁ・・と嬉しくなった。
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