「踏まれても踏まれても逞しい芽を出し真っ直ぐ伸びる麦になれ」はだしのゲン 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
踏まれても踏まれても逞しい芽を出し真っ直ぐ伸びる麦になれ
監督は『時空の旅人』の真崎守
脚本は原作者の中沢啓治
子供の頃以来2度目の鑑賞
原作者は漫画や実写映画では表現しきれない原爆被害の悲惨さをどうにかしようと私財を投げ打ってアニメ化にこぎつけた
脚本も自ら引き受けてる
映画の尺に収めるため原作漫画の細部の数々がカットされているがそれはさほど重大なことではない
なぜか絵のタッチが原作とまるで違うのは多少気になるがまあいいだろう
目ん玉が飛び出るシーンは当時衝撃的
トラウマになりそう
毎年毎年原爆の日にはNHK総合で放送するべきアニメ
しつこくしつこく視聴率度外視で放送する価値があるアニメーション
なんのための公共放送だ
ピタゴラスイッチミニなんて昼間から同じようなことばかり放送しやがって
馬鹿野郎
思えば自分が一度もコロナワクチンを打たなかった理由の一つに元の父さんの考え方や心意気が多少影響してるのかもしれない
子供心に多数派に流されず硬い信念のもとに生きているその生き様に惚れ込んだのだ
声の配役
主人公の中岡元に宮崎一成
元の弟の中岡進次に甲田将樹
元の姉の英子に中野聖子
元たちの父に井上孝雄
元たちの母に島村佳江
中岡家の近所に住む在日朝鮮人の朴に西村淳二
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