ジャングル大帝 劇場版のレビュー・感想・評価
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これ、手塚アニメと言えるのか?
デジタルリマスターということで約50年以上ぶりに見ました。子供の頭では何だかわからず、レオが海を泳いでいる場面しか記憶になかった。
しかし、今回あらためて見ても内容的によくない。肉食動物が捕食もせず、みんな仲良く畑つくってパンを食べるなんて、子供向けとしてもひどすぎる。手塚作品といえば、一見子供向けでも深いリアリズムを内包しているものではないか?人間との戦い、バッファローやゾウとの争い、各エピソードに脈絡なくとってつけたよう。声優が違うキャラクターをしゃべっちゃった箇所があった(それとも絵の方が間違ったのか)。
と、疑問に思ってネットを調べてみると、どうも本作品はかなりおかしな状況で製作されたもののようで、TVアニメの「ジャングル大帝」はまだ放映中で、その一部を使って急遽立ち上げたらしい。脚本にも手塚治虫は関わっていない。
けど、特典映像で手塚先生が「マンガはもっと社会から批判されてもいい」と言っていたのはすごいことだと思う。
永島慎二先生が演出している。スゲ~。
食物連鎖を無視した出鱈目な話たが、当時は感動していた。しかし、子供ながらにレオは何を食べているのか?と疑問を抱いていたのは事実だ。
学校か公民館でみんなと一緒に見せられた。初見からカラー映像で見た。だから、ストーリーよりも色だけが頭に残った。勿論、家のテレビは白黒だった。但し、隣の家や親せきの家でカラーテレビを買い始める時期で、1966年の年末の○白歌合戦は親せきのカラーテレビで鑑賞した。但し、その後、半世紀間、私はまともに紅○歌合戦を見たことが無い。近年は、その旧国営放送もテレビチューナーが無いので見たことがない。
それは兎も角、この話はライオンキングがリスペクトしていると思うが、生成AIでいくら聞いてもそれは認めない。さて。
逆にフランスの小説にジャングル大帝と言う物語があるとの事。どちらにしても、出鱈目な話だが。
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