鉄腕アトム 宇宙の勇者のレビュー・感想・評価
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幼稚すぎる。これを見て、クールジャパンと言うなかれ。
よくよく考えると、僕は『鉄腕アトム』よりもそのあとにやっていた『宇宙家族ロビンソン』のファンだった。
そして『サンダーバード』が同じ時期だったと記憶する。『鉄腕アトム』で、はっきり覚えているのは、太陽に飛び込んで行くアトムの姿位で、そのあとに放送された『悟空の大冒険』の方が印象に残っている。ガキのくせに、アトムが『幼稚じゃん』と考えていた。
まぁ、主旨は
原子力の平和利用って事だと思うが、アナクロなのは仕方ないが、未だにこの理論が信じ込まれている事に問題がある。手塚治虫先生は1989年に天国にめされているが、1986年のチェルノブイリ原発事故をどう見ただろうか?
それは兎も角『科学を否定する事が良い事』とは僕は思わない。科学を考えれば、このアニメで語られている事が、ハチャメチャな事が分かる。
アトムはアストロボーイと改題されて、アメリカで一時放映されたそうだが、アメリカでは目が出なかった。それどころか、放映が禁止それたそうである。つまり、西洋のロボットに対する解釈は『アイザック・アシモフ』の『ロボット三原則』があるし、アトムの破壊行為が、アメリカ当局の逆鱗に触れたのだと思う。アメリカは自由と民主主義の国なのだろうが、敗戦国日本が、無神経に破壊行為を正当化する事は、道義的な責任が生じるのだと思う。
追記
アトムはアニメよりも当時『光文社』から毎月出版されていたアトムコミックのファンだった。
覚えているのは『十字架等の秘密』『ホットドッグ兵団』『イワンのばか』かなぁ。その後何年かして、小学館から全集が出版されて『アトム今昔物語』にハマった。まぁ、その頃はアトムよりも『奇子』とか『ガラスの脳』や『きりひと讃歌』等のエロいコミックにハマっていたけどね♥
58年前の未来
以降のTVアニメで使われる元ネタが散見できると共に、ストーリーメイン(絵はあまり動かないけど、話で惹きつけること)でも楽しませる事が出来る可能性を示唆している。
欲を言えば、ベガ大佐と亡き息子・トムに似せて作られたロボットとの交流や別れにもっと時間を割いてほしかったかな。
あと、白黒からカラーヘ移行した時の、当時の館内の反響を想像すると面白いですね。ナンバー7との共演も見どころですし、総じてヒロインたちも魅力的に描かれています。
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