「当時の事情でアニオリ…だけど」劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 たくさんの映画レビュー(感想・評価)
当時の事情でアニオリ…だけど
まずこの作品は2003~2005年まだ原作が完結していない頃に作られた旧アニメ版からの作品です。
アニオリ展開を認められない人はこの映画含め旧アニメ版は見ないで回れ右してくださいね。
感想としては良作であると私は思いました。
綺麗に旧アニメ版を畳めたのではないでしょうか。
冒頭ではエドとアルがハガレンのことを少し解説してくれるので原作もアニメも見てない人でも少しはわかりやすくしてくれています。
それでも元々設定が多い原作ですのでできれば旧アニメ版か原作は見たほうがいいかもしれません。
105分の尺ですが中盤までは割と雰囲気としては暗めな感じでしょうか。
その中盤までの間に旧アニメ版の最終回からエドとアルがどうしていたかを追いながら進行していきます。
全て説明し終えてから一気にラストまで駆け抜けていきます。
エドとアルの再会もその流れで結構サクッと終わります。
まぁアルフォンス自体は最初から最後までずっと出てましたからね。
エドとアルの再会というよりもウィンリィとの再会といった方が良いシーンかも?
そして今回の敵をまたもやサクッと倒していきます。
その間おなじみのキャラクター総結集といった感じで大佐やホークアイ中尉、アームストロング少佐などがちらっと活躍します。
そしてラストですが今回の映画のというか旧アニメ版の結末ということになります。
個人的には良い落としどころだと思います。
少しウィンリィが割食ってる気もしますがやはりこの兄弟が主役ですので。
グッドエンドとまではいかなくとも希望のある終わり方でした。
作画も当時のアニメとしてはかなり綺麗ですので旧アニメ版を見たうえで続きが気になる方は見て損はないでしょう。
あまりネタバレにならない程度に書きました。
もう一度言いますがアニオリ否定派の人は見ない方が良いです。
原作とは全然違います。
というか今から見る人は少しくらい調べたりしないんですかね。
旧アニメ版と知らず全然原作と違うじゃないかなんて騒ぐ人はあらすじすら見ないのでしょうか。
どうせ今時ネットで見るのだろうから少しは事前に調べた方が良いのではと思うおじさんでした。