深紅(2005)のレビュー・感想・評価
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堀北真希
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小学生の泰子役が堀北真希、この頃は小学生役が良く似合っている。しかもセーラー服姿の高校生までやってのけるのだから只者じゃない。
偽名を使ってバーで働く都築未歩と接する奏子。家族を殺した男の娘という興味本位だったが、結婚している男がDVにより未歩を傷つけていたことで次第に同情していくというもの。奏子にも彼氏がいるし、孤独だというほどでもないが、トラウマだけは消えない。「父が死刑判決を受けるのなら私も殺して」と自虐的な未歩。そして、その未歩に対して夫を殺させることを提案してみる奏子。過去映像も取り入れて、殺人のDNAを確かめたい・・・それだけだった。
殺人の動機は奏子の父(小日向)が未歩の父(緒方直人)を連帯保証人として欺いたことだったし、小日向さんが悪人に見えてくるという読み手側の感情を揺さぶってくるもの。次第に過去の事件はどうでもよくなってくるが、親友以上の感情が生まれる同じ年の女性の構図が面白くもある。
別れ際のキスシーンや、素性を隠していた奏子が何者であるかを未歩が知っていたというサプライズのおかげで復讐の連鎖を断ち切りたいというテーマ自体もぼやけてくる。一体何を訴えたいのかわからなくなる作品・・・野沢尚らしいのかもしれないが。やっぱり変態なのでしょう。
【2008年ケーブルテレビにて】
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タイトルなし(ネタバレ)
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小説を読んだ後、映画化もされているということで映画も一緒に観てみた。
未歩は私の中でショートカットのイメージだったけど。
でも水川あさみも幸薄い感じがとても合っていた。
最後は映画のほうがわかりやすくてよかった。
結局知っていたんですね。
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