劇場公開日 2004年12月18日

「バナナを暖める客。いきなり脱力系の面白さ。」銀のエンゼル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0バナナを暖める客。いきなり脱力系の面白さ。

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 突如、夜勤を経験することになった昇一。携帯をずっとかけてる女。いきなり踊りの練習を始める暴走族。様々な人々が集まる深夜のコンビニ。LAWSONが全面協力してるだけあって、リアリティがある。「雪うしが飛んだ」ってのは・・・

 東京へどうしても行きたい美術部の娘。雪が見たいために北海道にやってきた店員佐藤(西島秀俊)。いつも銀のエンゼルを求めてやってくる山口もえ。自分の人生は自分で選ぶというテーマがあるように思えたが、ラストでほんのりさせてくれた。佐藤が銀のエンゼルを見つけたのに、渡さずにいたことが絶妙のストーリーだなぁ。痛いけど若さを感じる大泉洋もグッド。そして優柔不断で頼りない父親を演ずれば天下一品の小日向文世。彼しかいない!

 大停電・・・これは『大停電の夜に』よりも生々しい。

kossy