「死を匂わす」ヴィタール 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
死を匂わす
チョイ役でストレスが溜まる中、やっと浅野忠信を主演に塚本作品が観れる喜びと、現在進行形で廃れない二人の新鮮味。
塚本晋也が撮るラブストーリーは何処か不器用で隔たりのある感覚、そこを巧く体現できる存在感の浅野忠信による無感情な演技。
記憶を取り戻していく中、失ってしまった大きさ、二つの世界、無い世界を選択し、取り戻す大切さ、もう一人の女性、周りの優しさ、正気の今へ、素直に観れば純粋な恋愛映画と受け止められる。
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