「映画「単品」として観るなら悪い作品ではない。」スクール・ウォーズ HERO talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「単品」として観るなら悪い作品ではない。
〈映画のことば〉
俺は元全日本代表だったと言うことで、心のどこかで、あいつらを見下していた。
自分たちを見下している者に、生徒たちが信頼を寄せることなんかないんだ。
…そう思ったときに、彼らと「心のベクトル」がカチッと合ったと、山口良治さん本人がおっしゃっていたことを、評論子は覚えていました。
それが鍵になっていることは、本作でも間違いのないことと思います。
本作は、実は『スーパー30 アーナンド先生の教室』に触発されて鑑賞した作品になります。
アーナンド先生の場合は、生徒たちの中にもともと眠っていた能力(内発的な知識欲)を引き出す方法でしたけれども、本作の泣き虫先生こと山口良治先生の場合は、生徒と心のベクトルを合わせたという、そのことが、生徒たちの意欲を引き出したのだろうと思います。
テレビドラマから流れてきたレビュアー諸氏には、あまり好評ではないようですけれども。
純粋に映画作品として、それ「単品」で鑑賞した評論子にとっては、決して評価の低い作品ではなかったように思います。
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