千の風になってのレビュー・感想・評価
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新井満の歌も有名になった。
映画は三つのオムニバスをはさみ、一組の夫婦が悩みに打ち勝つストーリー。
最初は小児ガンで息子を失った母親(南果歩)と、家族の再生の物語。
2話目は学校でイジメに遭い不登校となった女子高生が行き場のない怒りを母親にぶつけ、その暴力が母を死に追いやってしまった話。
3話目は柿の収穫を始めた農家で最後まで夫の死を看取った話。
なぜだか、どの話も感情移入できず、泣くこともできなかった。映画のつくりは非常に真面目に作ってある印象もあり、パッと見たら出来栄えも良さそうな気がするのです。ラジオ局に投稿された手紙をそのまま素直に再現ドラマ化したような・・・もしかすると、映像化しないで朗読だけのほうがよかったんじゃないかとも思う。
それでも真に迫る部分もあった。3話目の吉村実子。死に際の夫(綿引勝彦)の足が冷たいので、自分の胸を曝け出して暖めるというシーン。60歳にもなろうかというおっぱいを出す大胆さのおかげで、胸が熱くなる一瞬だった。
【追記】 両親が亡くなってから、この歌を聴くと心に沁みる。オヤジもよく歌っていたなぁ・・・
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