深呼吸の必要のレビュー・感想・評価

沖縄からフェリーで７時間、奄美群島の沖永良部島に東京から５人の若者が住込みバイトにやってくる、バイトは島の畑の７万本のサトウキビを５週間で刈り上げる重労働、報酬は１５万でさほど魅力的ではないが、それぞれ事情はあるようです。ただ、素性、動機不問が採用条件らしく分かるのは元小児外科医の池永（谷原章介）と高校球児だった西村（成宮寛貴）くらい、深呼吸の話題が出てくるのは立花ひなみ（香里奈）が子供の頃、父に言われたという水泳大会のエピソード、そう言えば冒頭にひなみがプールに飛び込むシーンが描かれていましたね、彼女曰く、深呼吸で泳ぎは速くはならなかったが楽しく泳げたとのこと、辛い過去を持つ池永を励まそうと話したんでしょうね。２時間余りの長尺の殆どは畑で刈込み作業だから観ていただけだが疲れました、みなさん、お疲れ様。
若いころ、隣の島の与論島に一人で旅行しました、やはりサンゴでできた島でハブはおらず、海の美しさや夜空の星の多さには感動したものです、沖永良部島もエラブ・ブルーと称される美しい海があるし秋芳洞と並ぶ大きな鍾乳洞などもあるのだから、もう少し島の魅力を伝えても良かったでしょう・・。