映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズのレビュー・感想・評価
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オラが西部劇のヒーローに?
日本テレビ系金曜ロードショーやサンテレビサンデーロードショーの元解説者の水野晴郎。西部劇のクリント・イーストウッドやジョン・ウェイン等々。ハリウッドの創世記を支えるスターや縁の下の力持ちを知らないとこの作品は楽しめない。それにしてもお子様向きのアニメ映画でここまでマニアックな設定にしても大丈夫なのだろうか・・・(苦笑)。
まあとにかく西部劇に詳しくないと西部劇のパロディー。
古くはジョン・ウェインに始まり、 その後クリント・イーストウッドが令和の現代に引き継ぐ。
残念ながら令和に改元してからの現代、 西部劇の代表となるアクションスターは出てこない。
そもそも西部劇というジャンルの作品がスクリーンに出て来ないしオスカーにもノミネートされない。
やはり名作
久しぶりに見たが、やはり名作。楽しむことができた。
銃撃戦あり、ロボあり、チェイスあり、野原一家、春日部防衛隊
これでもかと、ふんだんにクレしんワールドが炸裂する今作品だが、私の好きなシロが出ないことが残念。
それでも、夕日のガンマン、荒野の七人、赤狩りなど、大人も楽しめるパロディ作品に仕上がっています。
あと、ノープラン最高!ED最高!!
いやぁ、映画って本当にいいもんですね
な、なんと、悪役にジョン・ウェインとは!!!!
いや、それだけで驚くでない。酒場での乱闘や抑圧された市民の解放劇など西部劇の定番を押さえつつ、果てにはユル・ブリンナー、クラウス・キンスキーまで登場しての列車チェイス!些かアナログな巨大ロボットはさしずめ『ワイルド・ワイルド・ウェスト』だろうか?
そんな隠れた名作オマージュを見つけるたびに、作り手たちの映画研究の貪欲さに心底関心させられる。クレヨンしんちゃんの劇場版はしばしば“大人が見るべきアニメ”として扱われることも多いが、本作は西部劇という特異な舞台設定であるがゆえに、風俗描写や暴力描写など少々子どもには辛いシーンもあるのも事実。全体的にも少しシリアスな物語展開で、いつも尻軽な(尻出しな?)しんちゃんが本気で恋をする展開は『女王陛下の007』を初めて観たときを思い出す。しかし、物語の加速と共にギャグ描写も凄みを増し、それらのギャグがシリアスになりすぎない潤滑油となって機能する展開はさすがとしか言いようがない。
だが、この作品の一番の魅力は“映画そのもの”というところにあり、ひいては“あなたにとって映画とは?”という疑問を観客に投げかけてくる。我々は映画を観て、笑い、泣き、怒り、そして、時に登場人物に恋をする。映画館にいる2時間程度のその体験を我々はどれだけ覚えているだろうか?その意味においても、昨今あまり作られなくなった“西部劇”を舞台にしたのは的を得ている。そして、エンドロールは本作の白眉であり、これはクレヨンしんちゃん版『ニュー・シネマ・パラダイス』と言っても過言ではないだろう。水野晴郎をイメージしたであろうマイクが映画館を立ち去る際にあのセリフを言ってくれれば満点だったかもしれないが、映画を観て育った良い子の大人たちにこそ観て欲しい一作である。
カスカベ座も閉鎖だろうか・・・
子供連れの親御さんたちだけに鑑賞の機会があるというのはもったいない!リアル鬼ごっこで笑わせていただいた後、ニュー・シネマ・パラダイスのような映画館で謎の失踪事件に巻き込まれるカスカベボーイズたちと野原一家。ここからがまさしく映画っぽい作りのSFになっている。西部劇の中でのオタクぶりも見事なのだが、変な顔の悪人はブシェミにしか見えなかった(どうなんだろ・・・)。
クライマックスでブリンナー、ブロンソン、コバーンが登場してきたときは思わず感動して目が潤んでしまいました。何の映画からのパロディなのかと考える余地を与えないほど、盛り上がってましたね。気持ち良かったですよ。
見所は、解説してくれる映画オタクのマイク!あなた、水野さんじゃないの?
・2020年4月12日お父さん役の藤原啓治さんが亡くなりました。楽しませてくれてありがとうございました。
かすかべ防衛隊ファイヤー!
2019年4月28日 #クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ 鑑賞
しんのすけ、カムバ~ック!
この映画では野原一家ではなく珍しく「#かすかべ防衛隊」の5人が主人公になってます。最初はシリアスっぽい展開から最後はいつものコメディ爆発に!#荒野の七人 の登場人物が出てくるパロディも!
#かすかべ防衛隊#荒野の七人
甘酸っぱい初恋を感じる
私の中のしんちゃんの好きな映画ランキングに2位にランクインしました(笑)
この映画のハイライトはつばきちゃんが映画の中の子だったと分かった時のしんちゃんの切ないシーン....
ななこお姉さんでは見られない格好良くて甘酸っぱくてどこか真剣に恋をしていて本気で失恋して哀しんでるしんちゃんが見れます...観ていて本当に胸が苦しかった.....
つばきちゃんが可愛いのもポイントが高いです!!
しんちゃんの映画のヒロインでぶっちぎりで可愛いんじゃないかな??
春日部防衛隊も凄く格好良くて無敵でしたッッ
「かすかべぼうえいたいファイヤー!!!!!!!」ッッ
つばきちゃん!!
同シリーズの「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」(2003)に続いて、ガルパンの水島努が監督脚本を担当しています。閉じられた世界で過ごす為あまり変化のない内容ですが、後半はアクション重視で盛り上がり、手堅い作りだと思います。ヒロイン(つばき)が独自デザインで、控えめで可愛いです。異世界に行く事で覚悟を決めたのか、みさえは何かいつになく女になっており、風間君が吹っ切れていたのが(普段から野心的なキャラですが、同シリーズの「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」(2010)での扱いが物足りなかったので余計に)印象的でした。エンドロールのアニメが凄く良いですが、タイアップの歌(NO PLAN)が余韻をぶち壊しています。つばきの明るく楽しい歌が良かったです。
他シリーズとは違った雰囲気の作品
しんのすけと家族が西部劇の映画の中へ入ってしまうのですが、そこでは毎日同じシナリオが繰り返されており、人々もそれぞれに割り当てられた役を演じ続けています。
しんのすけより先に映画の中へ入っていった風間くんやネネちゃんなどの友達も既に記憶が失われ?ており、割り当てられた役柄を演じています。
いつもの知ってる友達じゃないことや、舞台が西部劇時代の荒野の中にあるような町であることやそこで繰り広げられるくり返しの日々、さらに夕日のイメージからか、しんちゃん映画の中では珍しく全編通してどこか侘しいような寂しい世界観があります。
ヒロインのつばきも控えめで心優しい少女で、他の作品にはない独特な雰囲気を放ってます。(その為かシリーズの中でも、かなり印象に残っているキャラです)
後半はいつも通りアクション全開で奮闘という感じ。戦闘シーンは時折コミカルに描かれていて、見飽きるような事はありませんでした。
映画のクレヨンしんちゃんはいい意味でテレビ版と一線を画しているところがいいですね。
主題歌を含め、観終わった時の切なさが、子供はもちろん、大人も楽しめて且つ、印象に残る作品だと思います。
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