「他シリーズとは違った雰囲気の作品」映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ つぶろんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0他シリーズとは違った雰囲気の作品

2014年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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しんのすけと家族が西部劇の映画の中へ入ってしまうのですが、そこでは毎日同じシナリオが繰り返されており、人々もそれぞれに割り当てられた役を演じ続けています。
しんのすけより先に映画の中へ入っていった風間くんやネネちゃんなどの友達も既に記憶が失われ?ており、割り当てられた役柄を演じています。
いつもの知ってる友達じゃないことや、舞台が西部劇時代の荒野の中にあるような町であることやそこで繰り広げられるくり返しの日々、さらに夕日のイメージからか、しんちゃん映画の中では珍しく全編通してどこか侘しいような寂しい世界観があります。

ヒロインのつばきも控えめで心優しい少女で、他の作品にはない独特な雰囲気を放ってます。(その為かシリーズの中でも、かなり印象に残っているキャラです)

後半はいつも通りアクション全開で奮闘という感じ。戦闘シーンは時折コミカルに描かれていて、見飽きるような事はありませんでした。

映画のクレヨンしんちゃんはいい意味でテレビ版と一線を画しているところがいいですね。

主題歌を含め、観終わった時の切なさが、子供はもちろん、大人も楽しめて且つ、印象に残る作品だと思います。

つぶろん