劇場公開日 2004年4月17日

「山下敦弘監督はすごいと感じた」リアリズムの宿 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0山下敦弘監督はすごいと感じた

2021年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 脱力系漫才コンビかと思ってしまった。二人のクスクスと笑えるエピソードが満載のため、ついつい引き込まれてしまうのです。童貞ネタや乳首ネタで一人下品な笑い声を立ててしまったことに少し反省しながら、後半の絶対に泊まりたくない宿のシーンでまた笑ってしまいました。冬の日本海の映像もさることながら、町の古びた建物をそのまま生かした映像のおかげで、どこかで見たことがあるかのような錯覚にまで陥ってしまった。

 貧乏臭いのはなぜか大好き。オタマなんか要らない!茶碗をそのまま鍋につっこめばいいんだ・・・って、やったことがあるだけにリアルだった(笑)。しかし、あの風呂だけは入りたくないヨ!

【2004年8月映画館にて】

kossy