「新進監督の個性を競う短編集第２弾」Jam Films 2　odeonzaさんの映画レビュー（感想・評価）

1.Japan culture lab. / 机上の空論
監督：小島淳二（ミュージックビデオ、CMクリエーター）
出演：ラーメンズ、市川実日子、斉木しげる他
2.CLEAN ROOM
監督：高橋栄樹（ミュージック・ビデオ クリエーター）
出演：韓英恵、麻生久美子、角田紳太郎他
3.HOOPS MEN SOUL
監督：井上秀憲（スポーツと音楽に特化したクリエーター）
出演：須賀貴匡、すほうれいこ、大森南朋他
4.FASTENER
監督：丹下紘希（ミュージック・ビデオクリエーター）
出演：有岡大貴、嶋田久作、三浦由衣 他
の４つの短編衆、縛りは短編ということでテーマもストーリーも監督任せで個性を競い合うユニークなオムニバス映画の第2弾、ドラマ監督より音楽ジャンルのクリエーターたちを競わせています。
ところが、アマゾンで観たのだが、なんと４作目がカットされているではありませんか！
これでは正確なレビューができないでしょう。一応、注意喚起です。

「机上の空論」はNHKのトリセツショーのような恋愛指南集、出会いからプロポーズ迄の小技の伝授と実践編ですがリアリティもなく作り物感が強いのでコメディとして観るしかありません、劇中でも恋愛にルールは不要、自由ですと全否定、なんじゃこれ。
２．クリーンルームは精神病院に隔離されたような少女の妄想劇、１．の机上の空論の説明的つくりとは別世界の意味不明なシチュエーション・コメディ。
３．バスケ男魂は親の借金取りに追われる少女を助ける青年のアクションコメディ、これまた、これまでと違ったアクションベースが売りなんでしょう。
これが、今の邦画界のホープたちの作品？、総じて価値が見出せませんでした。