ダーティペア
劇場公開日:1987年
解説
WWWA(世界福祉事業協会)のトラブルコンサルタントのユリとケイが、宇宙せましと活躍する姿を描くアニメ。原作は高千穂遥の同名小説、脚本は「ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!」の星山博之、監督は「アイ・シティ」の真下耕一がそれぞれ担当。
1987年製作/81分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1987年
ストーリー
西歴二一三一年、人類はワープ航法の開発により、銀河連合を形成するにいたっていた。そして、その外洋宇宙船のワープエンジンなど最新テクノロジーに必要不可欠な主要素材が特殊レア・メタル元素ヴィゾリウムである。ユリとケイは、ヴィゾリウム強奪・密売組織をつぶすため、オトリ捜査を敢行し、現場を押さえたものの、リゾートリングを破壊してしまう。ユリとケイは事件は解決しても、莫大な被害を与えてしまうのでも有名だ。そして、二人に次の任務があたえられた。ヴィゾリウムの宝庫である開拓惑星アガーナには、ウルダスとエディアの二国家がある。各々異なった体制下でヴィゾリウムの資源採掘・研究開発が行なわれているが、最近、ウルダスの実験プラントが次々と破壊されている。エディアは無関係と反発し、両国は一触即発の事態をむかえている。そこでエディアがWWWAに調査を依頼してきたわけだ。ユリとケイはラブリーエンゼルにのって、現地へ赴いた。ウルダスの閉鎖されたプラントに着いた二人は、そこで先の取引現場より逃げた男、カースン・D・カースンと出会う。敵対する彼らを、怪物が襲ってきた。一時的に協力体制をひく彼らは、この事件の背後にワッツマン教授がからんでいることを知る。ヴィゾリウムの原鉱石は古代生物サディンガの化石であり、これより新生命体を教授がつくり上げようとしていたのだ。すべてが教授のしわざだった。三人は教授の実験室のあるアジトに潜入するも、怪物(サディンガ)に又も襲われ、何を勘違いしたのか、教授はケイとカースン・D・カースンを新生命体第一号とまちがえ、二人を実験台へ。そこへ、ユリもようやくたどりつき、怪物たちもあらわれての、大乱戦。ついに教授の野望はくずれ去り、アジトは大崩壊。カースン・D・カースンに恋心をいだき出したユリ。事件は無事終り、ケイとユリのダーティペアの活躍も大成功に終ると思いきや、年代物のワインが彼らののるエア・トロッコより落ち、合成遺伝子スイッチを押したため、アガーナ全土に埋もれたサディンガ鉱石は怪物と化し、星中大混乱、アガーナは大爆発を起こして、滅んでいった。--そうとは知らずラブリーエンゼルにのって、ユリとケイは元気に今日も宇宙を活躍の場としていく--。