「青い炎ほど奥に秘めた動機、、、ではない。」青の炎 spoonさんの映画レビュー(感想・評価)
青い炎ほど奥に秘めた動機、、、ではない。
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秀一役の二宮君の演技良かったです。松浦亜弥さんの初々しい学生服でのちょっと不思議系な同級生役(紀子)も可愛くて良かったです。
お母さんも紀子も、どこか孤独だけど優しい秀一の奥に秘めた心、感情が分かるんでしょうね。知ってるけどあえて言わずに寄り添う感じが良かったです。刑事役の中村梅雀さんも良かった。
秀一の心に秘めた感情を表したかのような音楽素敵だなと感じたら、東儀 秀樹さんだったのですね。
ロードバイクで湘南の海沿いを駆け抜けるシーン、高速で回転するギアのアップや、秀一の荒い息遣い、学校外の森、空っぽの水槽で横たわる妹(鈴木杏)、水槽越しに重なり合う秀一と紀子の手、怪しく照らす青い光、、、、などなど映し方や映像も綺麗で素敵でした。
倉庫と部屋が一体化したようなザ・男の部屋って感じの秀一の部屋もいいですね〜。真似したい。シャッターを開けたらすぐ外に繋がっていて、そのままロードバイクで乗り出していく後ろ姿も印象的。
ストーリー内容は惜しいかな。殺してしまうほどの内容か?と言われると動機として少し欠けた所はある。
父は分からなくもないけど、母と父がやり合っている所を廊下越しで声を聞いたのなら、憎い父を追い出せない母はどこかで愛している感情があったのかなとか、そこまで早まらなくてもよかったのでは?と思う。家族の命が危機に晒されているとか、DVとか、、でもない。
同級生も、30万であっさりと周到な計画立てて殺すまでする?金をせびられた同級生から何度も必要に脅されてた、、とか、母や妹に手を出すぞとかがあっても良かったかな。
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