「かけがえのないものは、壊してから気が付く」プラトニック・セックス shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
かけがえのないものは、壊してから気が付く
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映画「プラトニック・セックス」(松浦雅子監督)から。
故人となってしまった飯島愛さんの自伝を映画化した作品。
この台詞、もう少し正確に書き出すと
「かけがえのないものって、壊してしまってから
気がつくものかもしれません」という携帯メールであった。
作者の想いが、2人の携帯メールを通して展開していく。
「僕は君がただ生きていてくれることが嬉しいです」
「生まれてくれて感謝です」
そんなメッセージが携帯メールで交わされて物語は進んでいく。
「僕は君がただ生きていてくれることが嬉しいです」
他界してしまった飯島さんは、どういう想いで綴ったのだろう。
そういえば、偶然なのか、夕食の時に
「携帯のメールって、なぜか優しくなるね」と家族に言われた。
「かけがえのないものは、壊してから気が付く」のであれば、
逆に「壊す前に気が付きたい、かけがえのないもの」 とも言える。
1度壊してから、元に戻すのは、倍以上の労力がいるのだから、
慎重に考えて、壊して欲しい。
ましてや死んじゃったら、二度と元に戻すことも出来ないのだから。
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