「現金輸送している馬車が、走っているのは、雲仙観光道路、悪人たちが西部劇よろしく、襲撃。もちろんアキラが撃退するんだけれど、もうエースのジョーは、居ないのさ(泣)そこんところが、寂しい作品でーす。」大海原を行く渡り鳥 みすずあめさんの映画レビュー(感想・評価)
現金輸送している馬車が、走っているのは、雲仙観光道路、悪人たちが西部劇よろしく、襲撃。もちろんアキラが撃退するんだけれど、もうエースのジョーは、居ないのさ(泣)そこんところが、寂しい作品でーす。
渡り鳥シリーズの、一番の見所は、アキラとジョーの絡み合い。おまいら仲が良すぎる、ひよっとしておホモダチみたいな、誤解がありそうな二人の息がぴったり合っていたこんびだったから、あの、運動神経ゼロの赤木圭一郎が、アクセルとブレーキが逆についたゴーカートで、自爆テロというより、わけがわからないうちに撮影所の、壁の中にめりこんで、スターがひとつ消え、自信過剰のユージローが酒飲んでスキーやって、コケて大骨折。もう、三本柱の二本が、折れちゃえば、代打はえーすのじよーと、にたにのひでぶーしかいない。まあ、一杯作品はカラーで作っても、評判が悪い。そりゃそうだ、敵役ちゅうのはヒーローあっての、存在感だから、世間受け子供受けするはずもない。渡り鳥シリーズがB級グルメなら、正義の味方のヒーローのいないアクション映画は、どーなっつの輪の中の部分、つまりからっぽ、味もそっけもない、上映に穴を開けないだけの代打作品。その影響は、この作品にも影を落としている。藤村有弘さんは、魅力的だけどえーすのじよーのいない渡り鳥はじつは、うなぎの入っていないうな丼。渡り鳥シリーズの本当のヒーローはえーすのじよーで、本当のヒロインは白木万理さんだと、信じて疑わないみすずあめである。もう、このシリーズは、1000回以上繰り返しみている。だらだらではなく。要所要所細かく見る度に、その確信は深まるのである。確かにアキラってかっこいいし大好きなんだけど、るりちゃんも、可憐で可愛いけれど、この映画の常連さんは、深江章喜さんとか、金子信雄さんとか、脇役悪役がアキラのstarを更にキラキラさせてくれていた。蒲田行進曲の銀ちゃんに対するYASUの存在ですよ。芝居はそういう、対立感が大事で、そこに見所を見つけて嬉しかったんだと、今さら思うのです。この作品に宍戸じよーが居ないのが本当に寂しい。シリーズが、終わる予感を感じさせる作品でありました。