リング2のレビュー・感想・評価
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ホラー風味の家族映画
「らせん」と「リング2」の経緯を調べたのち、
リング2を再視聴。
原作の「らせん」は、
科学的な見地から呪いを分析していくという視点だったと思うので、
映画版らせんのほうが原作に近いイメージ。
リング2も一応科学的な視点を取り入れているものの、
らせんですっきりしなかった視聴者を、一応納得させる。
というのが主眼となっており、
ホラーというにはいささかパンチにかける出来だと思いました。
リングシリーズは「呪い」というものは何なのかという問いに対し、
第一作目は呪いそのものを定義し、
らせんは医学的見地から、
ループはさらにメタ的な見地からアプローチするものだと、
個人的には解釈しています。
しかし、やはりリングという作品の中でアイコン化された貞子という存在が、
曖昧なものを曖昧に定義する日本人にはまりすぎてしまい、
結果リング2という中途半端なものができてしまったのだと思います。
結局納得できず、バースデイを作らせてしまう社会のほうが、
自分としては怖いなと感じています。
「こういうのが観たかったんだよ!」映画制作者
貞子さんシリーズ第三作目にして、早速パラレルワールドの「リング2」。2を名乗ってるだけあって「リング」から繋がる続編なのですが、元々の続編のはずだった「らせん」は無かった事になってるので、そういう物という予備知識無しで観ると混乱する事間違いなしです。でも作り手の「こういうのが観たかったんだよ!」って声が聞こえてきそうな全うな続編でした。
「らせん」ではいつの間にか死んでた浅川さんとか、その子供とかちゃんと出てくるのがポイント高いですよね。まぁ、浅川さんは良くわからない死に方してしまいましたが。多分中田監督って説明下手何だろうなぁ。現場のスタッフ大変そう。
「らせん」で相当クズ野郎イメージになってた高山さんも「2」では良い人だったりと、よっぽど「らせん」が気に入らなかったんだろうなっと思われます。かなり分かりやすい続編になってるのですが、その分話が陳腐になってて「どうしてそうなった?」っと思ってしまう事もしばしば。
分かりやすく2匹目のドジョウ狙ってきたな~っと伝わってくるような作品でした。
柳ユーレイ
途中まで主役は柳ユーレイではないかとさえ思った。
これは、リングの完全な続編ではない。
らせんとは松嶋菜々子の死因が違う。
息子も結局生きてるし…
これで貞子の父親がわかるかと思ったら、結局わからずじまい。
私、結構父親は誰か気になってるんだけど。
やっぱりこれも原作読まないと判明しないってことか…
あ、小日向さんでてたな。髪が今よりふさふさ。でも役柄はちょっといただけなかったかな。
いくらなんでも子供にあんなことさせたら駄目ですよね。
なんだかんだでビデオテープみなくても強い恨みがあれば呪われるってことみたいだった。
柳ユーレイは深キョンからもらったテープ多分みてないっぽかったし。
でも見なかったら呪い殺されるまではないけど、呪われて精神的におかしくなるくらいの力?はあるみたいだった。
改めてリングシリーズみて、なんかすっきりしないし、こんなことならリングだけで終わらせといたほうがよかった。
しかし、貞子の母親役の女優さん上手いなー。
本当に怖い。
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