らせんのレビュー・感想・評価
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私の理解不足かもしれませんが
「リング」をだいぶ前に見ていて、ストーリー展開に驚いたので、らせんも見たいと思っていました。
が、謎が解けてもリングのようなスッキリさがなく、中谷美紀さんのぱっつん前髪も違和感。あの頃はあれが流行りだったんですかね?突飛な髪型にトライしがちな綺麗な人っているよな〜と思ってしまいました。
高野 舞(中谷美紀)のSFラブロマンス
最近のパンデミックを彷彿させるワードが多数登場する。
・根拠のない噂
・謎の死
・心筋梗塞
・ウィルス
・遺伝子
前作『リング』の続きから始まるが、ホラー映画ではない。
医師である安藤満男(佐藤浩市)のとった行動が、結果的に特殊な能力を持つ者たちのためになった。
ラストの展開が面白い。
人類の進化についても言及する。
高野 舞(中谷美紀)と山村貞子(佐伯日菜子)の両方の記憶を持って誕生した新しい女性が、謎めいていてセクシーで格好良い。
高山竜司(真田広之)も前作以上に(特にラストが)格好良い。
当時、原作はその方向転換を面白いと思いましたが
劇場公開時鑑賞。あまりにも『リング』の貞子がうけてしまったために、この後無かったことにされちゃう不憫な作品。『リング』の続編として観てしまうと完全に力負け。単独だったらもう少し違っていたかもしれないが。
センスがない。
センスがない。
冒頭、解剖が終わって死体発見状況を話しているシーンで、執刀医がスナック菓子だか、フライドポテトだかを食べながら話を聞いていますが、ボリボリ食べる音をリアルに流していて、その音要る?と、思いました。いや、そもそも音以前に食べている状況が意味なく、脚本家や監督のセンスの無さに辟易しました。
SNS?
ひっさびさに観たんですが、これはインターネット社会の話なのかも。
発言(呪い)を他人が肩代わりすれば責任を逃れられる。
過去の出来事(死者)はコピーされ、改編されて受け継がれる。
「リング」と比べられがちですが、外伝としてしっかりしたドラマになっています。
怖い要素はなかったものの、安藤が呪いのビデオを観るシーンからヤバかった。
友人の高山の死をきっかけに安藤が呪いのビデオを観てからのシーンがある意味ヤバかったです。見終わった直後にいきなり出てきた女が怖かったです。
アジのひらき
真田広之の解剖シーンが最も印象に残る。鯵の開きみたいになってしまった彼が佐藤浩市にしゃべりかけるシーンは背筋が凍りつくかのようにドキリとしてしまった。しかし、その後の展開がさっぱり意味不明。もう一回山村貞子の生家を訪ねるとか、ビデオの輪廻の恐怖を味わいたかった。
恋愛劇とかDNAの不思議。こんな理解し難い内容はホラー映画に似合わない。
恐怖!観ないでください!
恐ろしいくらいに怖くないです笑
ちょっとオカルト感のあった「リング」が、トンデモ作品にされてしまってます。制作陣が違うので、完全な別物として捉えた方がいい。
ビデオを見たら死ぬとか、ダビングしたら助かるとか、その辺の設定がめちゃくちゃに書き換えられてて、これ自体がもはや呪いのビデオです。
中谷美紀のせいもあるだろうけど、「これはケイゾクですか?」としか思えなかった。
シリーズ観るにしても、これは飛ばして「リング2」でいいです。
怖くないリング
全然見てなかったけど、今になって見て見ました。
純粋にオカルトホラーとして楽しめるリングとは別に、科学的解釈を盛り込んだのが、らせん。正直全く怖くはない。貞子も普通の女の子として出てくるところが大きな違いかも。
時系列的にはリングの後だけど、後々からしてなかったことになってる作品ではある気が。リングのエピローグ的な内容だけど、見なくても良いかなと言う印象。
リングから、いらない部分を全て排除して残ったもの、と言う印象。らせんも、かなり荒唐無稽な話なんだけど、ホラーよりは情緒的な撮り方なのでホラー感は全くない。
貞子の呪いがウイルスで、目からDNA情報が入ってきて云々。他にも貞子の情報を文章で書き残したり、貞子の呪い拡散に協力すれば、呪いの死から解放されるなど、もはやルールが曖昧かつ複雑なので、ややこしい。
最後もDNAから子供が復活するなど、あまりに突飛な展開に正直ついていけなくなる。
恐怖、広がらず
同時上映された「リング」と共にJホラーの火付け役だが、悲しいかな、あまり印象に残ってない。ちょっと小難しかった記憶がある。
久し振りに見たが、その印象は変わる事はなかった。
「リング」の流れを汲む不穏な雰囲気と始まり方はイイ。胸を開かれた真田広之が喋り出すシーンなんて不気味さ満点。
ところが、徐々に焦点が定まらなくなってくる。
「リング」は貞子の呪いをじわじわ煽るオカルト・ホラーだったのに対し、本作は呪いを科学的に検証しようとするサスペンス。その為、貞子の呪いの恐怖が薄れ、また、ホラーに重点を置きたいのかサスペンスに重点を置きたいのかどっちつかず。
テーマもイマイチ分かり難い。呪いの根源を描きたかったのか、主人公・安藤の苦悩と葛藤を描きたかったのか、それとも人間の傲慢を描きたかったのか。
ウィルスの存在とか舞として生まれ変わった貞子とかラストの展開とか原作を読んでいないとピンと来ない。
「リング」と違うアプローチの心意気は買うし、その後の「リング2」「貞子3D」といった凡作と比べたら、真っ当な正当なる続編。
だけどやっぱり、「リング」派なんだよね〜。
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