酔いどれ博士のレビュー・感想・評価
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☆☆☆☆ ただ一言。これは傑作ですね。ただし、決して【名作】の類い...
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ただ一言。これは傑作ですね。ただし、決して【名作】の類いでは無く、実に愛すべき傑作。
新藤兼人の脚本は、一見して黒澤明の『赤ひげ』を模倣している様に見せながら、ギリギリのラインでオリジナリティーを発揮している。
アッパーカットで天井を突き破る場面等。三隅演出は、プログラムピクチャーに徹しながらも、この人情喜劇を最高級の作品に仕立てあげている。
2016年1月20日 国立近代美術館フィルムセンターホール大ホール
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