「黒澤監督の誘拐映画「天国と地獄」には及ばすとも、名作には間違いありません 傑作です!」誘拐報道 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
黒澤監督の誘拐映画「天国と地獄」には及ばすとも、名作には間違いありません 傑作です!
さすが伊藤俊也監督!
圧倒的なクオリティで大満足です
導入部からするするとスムーズに引き込まれる優れた脚本と演出
見事です
配役の冴えはもう神がかりの域です
萩原健一は犯人のプロフィールにドンピシャ
特に小柳ルミ子は、もう彼女しか考えられない最高の配役です
もし、この役が吉永小百合や大原麗子、いしだあゆみだったならと想像してみて下さい
明らかに次元の違うリアリティある演技を示したと分かるはずです
秋吉久美子も、精神の振り切れる寸前の有り様の演技を話しかた、声の色で上手く表現しています
三波伸介が思いの外の名演で、もっと映画に出すべき人であったと残念至極です
主人公の田舎は京都府の日本海側の丹後地方
天橋立よりまだ北、船宿がある伊根町を過ぎて
丹後半島の先を回り込んだ経ヶ崎の辺りとおもわれます
宝塚から車で3時間半くらいでしょうか
今なら道も良くなっているので2時間半程度でしょう
日本海側ですから、冬は雪が積もります
時には豪雪にもなります
機織りの音は、名産品の「丹後ちりめん」を織っている音です
ガチャマンという言葉が大昔にあったそうです
機械が一回ガチャと動くだけで1万円になったという意味だと現地の人から聞いたことがあります
それも遠い大昔のことで今はその音すらしないようです
黒澤監督の誘拐映画「天国と地獄」には及ばすとも、名作には間違いありません
傑作です!
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