劇場公開日 1966年11月12日

「土方歳三といえば、栗塚旭だったのです」燃えよ剣(1966) あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0土方歳三といえば、栗塚旭だったのです

2022年11月14日
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鑑賞方法:VOD

1966年版、白黒作品

土方歳三役は本作の前年1965年のテレビドラマ版「新選組血風録」に続いて栗塚旭が演じています
原作者の司馬遼太郎からも「土方そっくりや!」と絶賛された彼の当たり役です

テレビドラマには無数に出演されていますから顔をみれば、ああ!あの人かとなります

お話は、多摩時代から、池田屋事件の直後まで
その後の激闘の数々と流転はバッサリとありません
司馬遼太郎の原作はあってなきがごとしで、佐江という女性との因縁を軸に展開されます
池田屋の決定的な情報も長州派の公家の御殿女中になっていた佐江からもたらされたことになっています

なので司馬遼太郎の原作をイメージして見始めるとかなり戸惑います
バラガキの土方歳三に比重を置きすぎの印象です
司馬遼太郎からよくクレームがでなかったものです

新選組の映画としてはあまりお勧めできません

2021年版の方が遥かに良いと思います

あき240