劇場公開日 1950年8月8日

「小津作品にしては」宗方姉妹 shantiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5小津作品にしては

2024年6月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

原作がある作品の映像化は、小津安二郎と言えども、やはり上手くこなすことが出来なかったようで、面白味に欠ける。俳優陣の演技は素晴らしいのだが、二時間ほどの尺に納めるためには登場人物の背景をかなり端折るか、大幅な設定改善を強いられるようである。原作を読んでから、鑑賞すると残念な気持ちが勝る。やはり、小津作品は野田高梧とのオリジナル脚本があってこそ、底光りするようだ。

shanti