「「ごった煮」ぶりが、スゴい…」ボディガード牙 必殺三角飛び Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
「ごった煮」ぶりが、スゴい…
1973年公開、東映配給。
【監督】:鷹森立一
【脚本】:中西隆三、鷹森立一
【原作】:梶原一騎、中城健
主な配役
【牙直人】:千葉真一
【南条武】:渡瀬恒彦
【新垣麻里】:水原麻記
ほかに、志穂美悦子、荒木ミミなど。
1.前作から5ヶ月後に公開
ということは、前作を撮り終えるや否や、すぐに撮影が始まったのだろうか。
主人公は、前作同様に牙直人(千葉真一)だが、
設定がガラリと変わってしまったため、シリーズ感はあまりない。
志穂美悦子は前作で、牙直人の妹役の擬斗吹き替えをおこない、ついに本作では、その妹役としてスクリーンデビューを果たした。
いきなり、ライバル流派の襲撃により両目を突かれてしまうが、失明を免れる。
このあたりの調子良さは前作同様だ。
2.荒木ミミが歌う『スキャンダル』
〽️バカぁ、バカぁ…
というフレーズが印象的な曲。
作中、本人歌唱が披露される。
私にすれば、まさにスキャンダルだ。
シースルーの服の下に、バストがくっきり透けている。
昭和の歌手は大変だったんだな。
涙ぐましい感すらある。
3.極真空手バンザイ(まとめ)
極真空手あるいは大山倍達のPR映画のようでもある。
前作同様、大山倍達も出演している。
善と悪が、ノーガードで打ち合う映画。
その合間に可哀想な女性が悪に襲われたり、
ヤク中、トルコ嬢(死語w)など
「ごった煮」ぶりが突き抜けている。
昭和のアクション映画は、
やはりカオスで、
アバンギャルドで、
エログロ込みで、
「ごった煮」ぶりが素晴らしい。
一番印象的なのが、
◆荒木ミミの歌唱シーン
となると、我ながら趣味が低俗すぎてゲンナリする。
自戒とともに、安定の☆2.0
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