菩提樹 リンデンバウム
劇場公開日:1988年8月6日
解説
両親を失くした女子医大生のあしながおじさんとの出逢いと、愛と苦悩を描く。大和和紀原作の同名漫画の映画化で、脚本は「ルパン三世 風魔一族の陰謀」の内藤誠と「冴島奈緒 アクメ記念日」の桂千穂が共同で執筆。監督は「ビッグ・マグナム 黒岩先生」の山口和彦、撮影は「ドン松五郎の大冒険」の奥村正祐がそれぞれ担当。
1988年製作/90分/日本
配給:東映
劇場公開日:1988年8月6日
ストーリー
幼いころ両親を事故で失くした麻美は、あしながおじさんの援助で医大に入学した。援助の条件は医者になることとその人を詮索しないこと。同じ医大生の森次や島田も麻美に好意を持っていたが、彼女が好きなのは早坂教授だった。ある日麻美は偶然に菩提樹の下で早坂と会い、心が和んだ。夏休みに麻美は神崎学長宅で家庭教師となり、学長があしながおじさんではないかと考えたが、早坂に「それが誰であれ君を見守ってくれている」と励まされた。ある晩研究室で麻美は早坂に愛を告白したが、受け入れられなかった。そんな時早坂が倒れ、あしながおじさんからは突然会いたいと連絡がきた。しかし、約束の場所で待っていたのは早坂だった。15年前に麻美の両親を死に追いやったのは彼で、あしながおじさんとなったのは償いのためだった。自暴自棄になった麻美は医者になることをやめる決心をするが、早坂が危篤と聞いて駆けつけた。そして早坂は麻美に命の尊さと医者の使命を教えながら息を引きとった。