蛇娘と白髪魔のレビュー・感想・評価
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赤んぼ少女とか色々混じってる
コロナの影響でTSUTAYAの棚を漁るように観ていたら、なんだこりゃ?のタイトルを発見。
原作が楳図かずおだと…?
蛇娘?へびおばさんなら聞き覚えがあるが。
タマミと聞いたら「赤んぼ少女」のタマミしか思い浮かばない私は初っぱなから??だらけであった。
作品自体は、元々原作がこういう雰囲気なので、観始めると確かに楳図マンガの雰囲気を醸し出している(笑)
モノクロでマンガのコマが目に浮かぶようなシーンが続出する出来だ。(笑)
今時実写化すると「原作と違う」と怒るファンも多いが、この作品なら原作ファンも納得じゃあなかろうか?(笑)
合成も特殊メイクもそれなりに不気味な感じをだせている。エコーのかかった笑い声「ふふふ」とか「いっひっひ」みたいなセリフがマンガのセリフのように波打っているように感じる。
乳児取り違えでタマミとさゆりが入れ代わったのはともかくとして、南条さゆりは素直に成長しているのにお屋敷に住んで不自由のないはずのタマミが顔のキズだけでなく根性まで曲がりかけているのが悲しい。
しかし蛇娘タマミの嫌がらせで物語が終始するかと思えば、中盤から唐突に白髪魔(白髪お面を被った)が登場し、さゆりに直接攻撃を仕掛けてくる。
急に説明のない展開に発展するが、白髪魔が短絡的犯行を重ね、タマミをそそのかして居たことも判明。
ラストはさゆりを救おうとしてタマミ株急上昇(笑)
白髪魔は仮面を外してしまい、お手伝いのシゲさんが素顔で悪事を働くため、ホラー映画感は一気に失せてしまうのは残念。
タクシーの運転手に若かりしころの楳図かずお本人が登場しており、自然な演技で最初は判らなかった。
DVD特典に「宇宙人東京にあらわる」や「鯨神」 「透明剣士」などの予告編が付いておりタイトルは聞いた事があっても初見だったので動いている映像が見えて楽しかった。
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